海外ゲストへの直販予約を武器にする。WASIMIL導入で1%から30%まで拡大を目指すインバウンド特化型ホテル
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ホテルDXシステムWASIMILで宿泊運営を、進化させましょう。
WASIMILデモをリクエストする【Hotel Story】長期滞在向けアパートメントは海外ゲストに好評だが、直販予約率がわずか1〜2%に留まる。
ーーまず、京都リバービューハウス京楽様のホテルの特徴について教えてください。
竹荒:当館は、八坂神社や清水寺などの寺社仏閣にほど近く、繁華街である四条河原町へも徒歩15分圏内と観光面で非常に恵まれた立地にあるインバウンド特化型のアパートメントホテルです。広々と長期滞在を楽しんでいただけるよう、9室すべてが60㎡以上。バスタブはもちろん簡易キッチンや洗濯機などをご用意しています。
また、海外のお客様の旅行をスムーズにサポートできるよう従業員7名のうち6名が外国籍で、どのスタッフであっても英語でのハイクオリティなコンシェルジュサービスを提供できるようトレーニングを積んでいます。おかげさまで8割以上を占める海外ゲストの方の満足度は高く、海外OTAのレビューでも高評価をいただいています。
ーーWASIMIL導入以前には、どのような課題があったのでしょうか。
竹荒:予約のほとんどが海外の大手OTAサイトを経由していたことです。
私自身が以前にOTAで働いていたこともあったので使い慣れていて、集客力も高いので当初非常に助かってはいました。ですが、やはり施設にとって10%を超えるコミッションは痛手です。予約におけるOTAの比率が高いほど利益を圧迫してしまいますが、当館の場合は直販予約が月平均で約1〜2%と極めて低い状態でした。この状態から、いかに直販予約を増やしていくか。そこに大きな課題がありました。
Alexander:オペレーションサイドではOTA経由で入ってきた予約の顧客データがうまく取れず、リピーター判別ができないことが問題になっていました。開業から数年が経ち、「2年前に来たんです」というリピーターが徐々に増えてきているのですが、スタッフの記憶頼みでは満足な応対ができないんです。お名前でお呼びするなど「戻って来てくださってありがとうございます!」という気持ちを表現できていないことにもどかしさを感じていました。
ーー数あるブッキングエンジンやPMSの中からWASIMILを選んでくださったのはなぜですか?
竹荒:ダイレクトブッキングを増やしたいというのはすべてのホテル共通の思いであり、課題もそこにあると思っています。WASIMILはブッキングエンジンとPMSが一体化しており、直販予約の増加を目指す機能が充実しています。その点が、当社の「ホテル運営会社として直販予約を伸ばしていける運営スタイルを強みにしたい」という思いと重なりました。
まだリリースしたてのサービスでしたが、今後宿泊業界にとってなくてはならないツールになると感じていたので、共に切瑳琢磨しながら成長しようと導入を決めました。
ーーお選びいただけて嬉しいです。システム導入の具体的な時期はどうやって決められたのですか?
竹荒:ブッキングエンジンは大手OTAの無料サービスを利用していたのでいつでも問題なかったのですが、PMSは小規模のクラウド型PMSを年払いの1年契約で結んでいたので、ちょうどいいタイミングはその更新時期にあたる6月でした。なので、2023年6月にどちらも同時に切り替えることにしました。
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【Challenge】現代的なデザインの一体型PMS&ブッキングエンジンで、海外のゲスト・スタッフ双方の利便性が大幅に向上。
ーーWASIMILを実際に導入して感じた印象と、各機能がどのように役立っているかについて教えていただけますか。
Alexander:まず、WASIMILはデザインが非常にいいですよね。現代的で洗練されていて、別世界のように感じました。ブッキングエンジンは海外のお客様にとっても見やすく操作しやすいものになっています。以前直販予約が伸びなかったのは、見づらく面倒で、途中で嫌になって離脱してしまう海外ゲストが多かったからなのかもしれません。
竹荒:PMSとブッキングエンジンが一体になっているので、朝食などのオプション販売が自由に設定できるのもいいですね。2024年7月から朝食サービスをスタートできたのもこのシステムがあってのことです。
Alexander:決済もとても楽になりましたね。以前の直販予約の場合はお客様と個別にメールなどで連絡をとっていたんです。インボイスを作成して送り、別の決済システムをご案内していましたのですが、毎日「見てくださったかな、お支払いに進んでくださったかな」と不安でチェックしていました。WASIMILではお客様のクレジット情報の預かり、キャンセルポリシーに従って自動で決済を進めてくれるので心配がいらず、スムーズです。
ーー課題であった顧客データの取り込みはいかがですか?
Alexander:その点もすごく役立っていますよ。PMSのデザインも見やすく洗練されているのも大きいですね。部屋割カレンダーからゲストカードにワンタッチ移動して、そこから以前の宿泊履歴の詳細をすぐ確認できる。他のスタッフからも好評です。スタッフがほとんど外国人なので、システムを英語に切り替えて使えるのもそのあたりのスムーズな対応に役立っていると思います。
ーー使用する中でトラブルなどもあったかと思います。サポートはいかがでしたでしょうか。
竹荒:まだリリースしたてのサービスで、機能を実装していっている段階だったので小さなバグやエラーは確かにありましたね。でも、弊社側の「清掃管理に関する機能がほしい」という要望に応え素早く新たに機能を作っていただけることもあってありがたかったです。このあたりは新しいシステムならではのところでしょうね。
Alexander:そうですね。エラーの時はNotionにエビデンスをアタッチして、Slackで海外のエンジニアに直接問い合わせしてやり取りさせてもらいました。コミュニケーションも取りやすく、トラブル発生時は優先的に素早く対応して数時間で解決していたので私はあまり気になりませんでしたよ。
【Success】 1年目にして直販予約率は約7%アップ。メールマーケティングやHPリニューアルなど15%を目指すための打ち手も揃う。
ーー導入から1年が経ちますが、当初の狙いに対しての成果は得られたでしょうか。
竹荒:はい。おかげさまで2024年8月時点で月平均の直販予約割合は7〜8%にまで伸びてきました。現在私たちとしては15%を第一目標と定めています。そのために、今はHPのリニューアルをAZOOさんにお願いしています。また、メールでのリピーターへのプロモーションなどの直販を増やす機能も揃っているので、今後は積極的に活用していきたいですね。
それに、WASIMILは日次データも自動で可視化してくれるので細やかな戦略も立案しやすくなったことも大きいですね。ダイナミックプライシングなどの精度をより一層高められそうです。
Alexander:業績サマリーなどのデータは見やすく、スタッフの売上意識も高めてくれています。国別データなども「どこの国から多く来てくださっているんだろう」と興味を引くのか、みんな結構個人でもチェックしているみたいです(笑)。
竹荒:国毎の予約データやブッキングカーブは集客において重要ですから、そうやって現場スタッフが興味をもってくれているのは頼もしいです。最終目標である「直販予約率30%」に向けて、WASIMILを最大限活用して直販マーケティングを磨いていきたいですね。
今後の宿泊業界にとって絶対必要なサービスだと思っています。今後もWASIMILと共に直販予約を増やしていくスタイルを運営会社としても押し出していくつもりです。
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